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<<業界初FC 住宅型有料老人ホーム×お泊まりデイサービス>>
ケアヴィレッジライフ埼玉志木 見学レポート
24年12月に直営1号店オープン
全国40事業所展開を目指す
住宅型で医療連携が可能
多様な介護施設を展開するCareNation(ケアネイション)が、新モデル「ケアヴィレッジライフ」を埼玉県志木市に昨年12月にオープンした。同モデルは、個室提供のお泊まりデイサービスに、住宅型有料老人ホームを併設した新たな形態の介護施設だ。1階部分は、同社がかねてより展開しているデイサービス「ブルーミングケア」となり、2階部分は16床の住宅型有料老人ホームの機能を持つ施設となる。

▲FC業界初の施設「ケアヴィレッジライフ」
ブルーミングケアは、25名定員のデイサービス機能に加え、宿泊ができる9部屋を完備。在宅で介護をしている家族が休息を取れるよう、サポートするレスパイトケア型となっている。そのブルーミングケアに16床の住宅型有料老人ホームを併設することにより、住民票を移すことが可能になった。それにより訪問診療が活用でき、医療と連携を取ることもできる。要介護1~5の認定を受けている人が入居でき、介護度の高い人の受け入れが可能だという。
また、これまで独居の人がブルーミングケアに宿泊すると、自分の住む家に加えてデイサービスの宿泊料が必要となり、二重で家賃が発生していた。しかし、有料型老人ホームに引っ越しをすることで、家賃を1カ所のみにでき、利用者の金銭的な負担を減らすことにつながるという。

月の利益は230万円以上を見込む
同モデルは、食事含めて1カ月の利用料が18万円に設定されている。この形の介護施設はニーズが高く、半年ほどで損益分岐を超えることが見込まれている。2階の入居率が100%、1階のデイサービスの稼働率が88%以上で、毎月の利益が約230万円になる想定だ。2階の入居者が毎日1階のデイサービスを利用することで、高稼働が維持できるという。
同社の事業担当者は、「これからの高齢化社会に利用者、職員が安心して入れる施設を提供していきたい」と話しており、全国で40事業所展開を目指している。新規事業として、地域貢献や社会貢献に取り組みたいと考える企業の見学希望を積極的に受け付けている。
- 2階個室 利用者が快適に生活できるように配慮された、プライベート空間。利用者が居住するため、約14㎡の広さが確保されている。家具やテレビなども自由に持ち込みが可能となっている。
- 1階個室 デイサービスに併設している宿泊施設。一時的な宿泊を想定しているため、部屋の広さはガイドラインで決められている7.43㎡以上。完全個室でプライベートが確保できる環境になっている。
延べ面積:300坪
1階:25名定員デイサービス
2階:16名定員の住宅型有料老人ホーム
(2025年9月号掲載)