大阪|観光拠点として生まれ変わる万博会場跡地
加藤 薫オーナー

「大阪・関西万博(以下、万博)」閉幕後の夢洲は、大阪湾岸の都市構造を再定義する場になりそうです。
今後は第1期区域から第3期区域に分かれて開発が進められる予定ですが、第2期区域にあたる万博会場跡地では、工事が進む統合型リゾート(IR)に隣接する約50ヘクタールを中心に、国際観光拠点の形成が計画されています。「大屋根リング」や「静けさの森」といった万博の象徴的構造物を残しつつ、エンターテインメント施設などを整備し、新たなにぎわいを呼び込む見通しです。 交通利便性の向上も引き続き図られます。
今後予定されているインフラ整備で大阪市中心部、関西国際空港やJR新大阪駅へのアクセスがスムーズになれば、夢洲は大阪湾岸の「ハブアイランド」としての機能を担うことになるでしょう。
また此花・舞洲・咲洲を含む一帯で再開発の機運が高まり、ホテルや民泊、サービスアパートメントなど短中期滞在型施設の需要が急速に拡大する可能性もあります。インバウンド(訪日外国人)の回復と相まって、大阪湾岸エリア全体が「宿泊を楽しむ都市リゾート」として進化する局面に移行し、同時に就労機会の増加に伴い住宅市場の活発化も期待することができるのではないでしょうか。
(2026年2月号掲載)





