ダンス講師をしながら賃貸経営

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ダンス講師をしながら賃貸経営 夢は所有物件でのスクール開校

 ダンスインストラクターとして活動する関かおりオーナーには、自身でビルを購入し、そのビルでダンススクールを開くという夢がある。

関かおりオーナー(兵庫県芦屋市)

 賃貸経営を始めたのは2024年6月。体力的な不安と、そもそも収入が不安定な現状を鑑みて「安定収入が欲しい」と思い立ったことがきっかけだ。

 まずは不動産関連の本を5冊ほど読み、知識を得ていったという。

 「とにかく本を読んだのですが『これは一度最初から最後まで実際にやってみないとわからないな』と感じました。私自身は芦屋市に住んでいますので、近隣で人口が多い神戸市と兵庫県尼崎市に狙いを定め、不動産会社に突撃しました」(関オーナー)

家主の会経由で物件を購入

 狙っていたのは中古の一軒家。融資を受けにくいフリーランスの収入でも現金で購入できる物件を探していた。しかし物件探しは難航。そこで関西を中心に活動する家主の会「ドリーム家主俱楽部」に入会し、勉強しながらほかの家主との交流を深めていった。

 その結果、最初に取得したのは、ドリーム家主俱楽部内で紹介された物件だった。尼崎市にある区分マンションだ。もともとはバーや菓子工場として使われていた部屋で、広さはあるがワンルームに近い間取り。

 狙っていた戸建て物件ではなかったが、希望どおりのエリアにあり、現金で購入できる価格だったため、話を持ちかけられた時点で即決したという。

 その後、築古戸建てを2戸取得した。1戸目は55㎡の広さで、180万円をかけてリフォーム。3DKの間取りを1LDKに変更し、壁紙の約8割を貼り替えた。

 もう1戸は78㎡と広く、給湯器の入れ替えや外壁のクラック補修、システムキッチンの導入などを行い、リフォーム費用も410万円に及んだという。

 現在は、これら三つの物件を所有し、いずれも満室で運営中だ。購入はすべて現金を基本とするが、リフォームについては一部で融資を活用している。

 1000万円以内の中古物件のみを購入しているため、細かい部分ではDIYを行うこともあるが、水回りや雨漏りといった重要な部分はしっかりとプロの手によるリフォームを行う。所属するドリーム家主倶楽部の方針に沿って、必要な改修に対する費用は惜しまない。

 客付けはいずれも、家主自身で賃貸情報サイトに出稿できるサービスのECHOES(エコーズ)を利用。ECHOESや「スマサテ」を使って周辺相場を確認し、場合によっては相場より高めの賃料設定を行う。客付け時にはホームステージングを行い、部屋の明るさを重視しながら、POP(ポップ)や観葉植物を配置し、好印象を与えるように努めている。

 結果として、戸建て物件はいずれも利回り15%を超える賃料で貸し出すことができた。

 とはいえ、始めたばかりの賃貸経営は順調なことばかりではない。最初の区分所有物件では、購入後にマンションの管理組合会長が管理費を使い込み、裁判中であることを知った。また戸建てを購入した際は、あまりにも残置物が多く、普通に処分してしまえばかなりの費用がかかる事態になってしまったという。しかしこの時は、地域情報サイト「ジモティー」や「メルカリ」を使って残置物の処分や販売を行い、収入につなげることができた。

 「いろいろ難しいこともありますが、不動産を『考えて動かすこと』自体を楽しめている点が、私の賃貸経営の特徴であり、いいところだと思います」(関オーナー)

夢に向けて物件増やしていく

 関オーナーの今の目標は、5年以内に家賃収入を月65万円まで増やすこと。現在3戸で21万円の賃料を得ているため、約3倍の目標設定だ。

 その先に、もう一つの夢「ビルを1棟所有し、その中で自分のダンスチームのスタジオを開くこと」がある。不動産が単なる副収入ではなく、ダンスを続けていくための土台にもなりつつある。

(2026年 3月号掲載)

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