築35年の2DKを「16畳1ルーム」へ

賃貸経営リフォーム・リノベーション

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築48年の2DKを「16畳ワンルーム」へ
安定経営のための“全部やり直す”リノベ

 都営新宿線菊川駅から徒歩6分の場所に立つRC造、専有面積40㎡、築48年のドムス大森。元は2DKで、キッチンにはコンロ脇に柱があり、調理動線が悪く、3点ユニットバス仕様だった。

 オーナーからの相談は「『古くさく、暮らしにくい間取りや設備を、今のニーズに合わせて一新させ、安定した賃貸経営をしていきたい』という内容だった」と西村建設の西村哲常務取締役は言う。

 そこで部分改修ではなく、配管・設備を含めた全面改修を選んだ。今後も安心した賃貸経営を続けるためには、設備寿命のリセットによる「水漏れリスクの排除」や「生活動線の再設計」が不可欠だと判断した。

 大きな変更点は、二つの和室をすべて撤去し、16畳のワンルームにしたことだ。玄関から居室が直接見えないように、リビングの入り口に扉を配置。3点ユニットを解体して、浴室、洗面所、トイレを独立させた。配管もすべて取り換えることで、目に見えない部分の更新を行った。またキッチン脇の柱が邪魔だった点は、キッチンの向きを変更して対応した。リビングには大きめのウオークインクローゼットを配置し収納も確保。1人暮らしをしたい人にはゆとりのある1LDK、2人暮らしをしたい人にはコンパクトな1LDKのように、利便性の高いワンルームをつくり入居者ターゲットの幅を広げた。

 改修費用は300万円。築年数はすでに40年を超えているが賃料は2万5000円アップを実現し、募集開始からわずか2週間で成約した。入居の決め手となったのは、明るく広いリビングとベッドスペースが独立している間取りだったという。


施工会社
西村建設(東京都墨田区)
西村 哲常務取締役


(2026年4月号掲載)

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