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塗装ベースに㎡単価2万4000円で提供
創業78年の老舗塗料メーカーであるターナー色彩(大阪市)が、塗料を使った定額パックの内装リノベーション商品を本格展開する。その名も「カラリノ」。㎡単価は2万4000円で、クロス剥がし、木部塗装、浴室・トイレのクリーニングや塗装仕上げ、電気工事、エアコン・レンジフードなどのハウスクリーニングなど、リフォームに必要な工事を丸ごとパッケージ化した。なお、20㎡未満の場合は20㎡の費用となる。
塗料は自社開発した最新の抗ウイルス塗料「MILKPAINTANTIVIRUSPLUS(ミルクペイントアンチウイルスプラス)」を使用。
5月上旬に大阪市内の物件でこのカラリノを使ったリノベが完成した。JR東海道本線塚本駅から徒歩7分の場所にある築20年RC造の15㎡のワンルームだ。
▲(左・After、右・Before)キッチンには木材を使用、床はカーペット敷きからフローリングに変更
オーナーは管理会社にリノベを任せていたが、提案内容に不満を持っていたという。そんなときに、カラリノのサービスを知った。「目新しさがあることと、当社が塗料メーカーかつ創業80年近い企業で安心できるということから依頼を受けました」とターナー色彩ペイント事業部の大曽康夫部長は話す。
ドアと長押にワンポイントとして、ブルー系のディープオーシャンの塗料を塗装。ほかの壁にはホワイト系の塗料を採用した。
そのほか、床のカーペット敷きをフロアタイルに変更、キッチンまわりの内装に木材の建具を使用、さらにライティングレールを新設した。居室の壁にはテレビを設置。浴室は汚れがひどかったため、特殊塗装を施した。
工期は2週間。問い合わせから1カ月で完成。工事総額は、定額の48万円とオプションの特殊塗装部分12万円の計60万円に別途、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコンの家電費用がかかった。
「クロスは貼り替えるとごみが出るため、エコではありません。塗料はクロスの上から塗ることがあるので、養生以外の廃材を出さない点もメリットだと思います」(大曽部長)
同サービスは大阪府全域と兵庫県の一部で提供している。
▲(左・After、右・Before)ドアの色も塗装
(2024年7月号掲載)
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