札幌市を拠点に不動産事業を展開しているエフエー(札幌市)は、民泊経営のコンサルティングサービスを開始した。不動産、建築の施工から運用、マネジメントまで、民泊施設の経営についてトータルでサポートする。
Citson Gardenシリーズ「Eahomme(イアオーム)」外観
コンサルティングでは、同社が長年培ってきた不動産事業の実績と、高い稼働率を維持する民泊経営の知見を生かしたノウハウを提供する。また、これから民泊を始めたいという相談や施設に関する悩みなど、課題はさまざまであることから、必要とされる部分のみサポートできる体制を構築する。
同社は、札幌市内で民泊施設「Citson Garden(シトンガーデン)」シリーズを運営。同シリーズは、1棟の建物に宿泊施設と賃貸住宅を併設しており、宿泊の需要が少ない時期でも一定の家賃収入を確保することができる。2020年12月から23年12月までに5施設をオープン、稼働率90%を継続している。
コロナ後、インバウンド(訪日外国人)の回復で民泊の需要は高まりを見せている。国土交通省による参入規制の緩和もあり、同社には多数の相談が寄せられているという。「民泊×賃貸マンション」という新たな収益構造を持った不動産スタイルとして、安定した運営を実現できるようサポートしていきたい考えだ。
(2024年3月号掲載)
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