和室リフォーム本舗
和室の扱いに悩む家主の話を聞き開発
築古の賃貸住宅を所有するオーナーが、和室のリフォームに悩んでいるという話をよく耳にする。洋室へのリフォームは工事費が高くなりがちで利回りが低下してしまう一方、和室のままでは入居者が決まりにくいからだ。
そこで、谷元フスマ工飾(大阪府八尾市)の谷元亨社長は、コストを抑えて和室から洋室へ変更しやすい商品を開発した。「当社の『ふすまリフォームドア』なら、襖や障子の枠をそのまま使うことができるので、改修費用をかなり抑えることができます」と話す。さらに同商品は購入者が自ら採寸と取り付けをすることで、取り付け費をカットできる。もちろん、職人ではないユーザーでも取り付けできるように、作業をわかりやすくするための説明書やイラスト、動画などには気を使っているという。
ふすまリフォームドアは1枚あたり1万6000~4万2800円。施工業者に依頼して和室を洋室にリフォームする場合と違い、壁や襖枠の撤去費用や取り付け費用がかからない。
そもそもこの商品を思い付いたのは、仕事で知り合った賃貸オーナーから悩みを聞いたことがきっかけだった。「だからこそ、築古物件の入居者付けや建て替えに悩む賃貸オーナーに、ふすまリフォームドアをお勧めします」と谷元社長は話す。
実は和室の入り口や押し入れに使われる襖は、開口部とサイズが5ミリ異なるだけでも取り付けることができない。そのため通常は鴨居と敷居(襖用開口部の上部と下部)やその溝のサイズを細かく採寸し、サイズオーダーで襖を作る。そうした襖を商品として広く展開するために試行錯誤した結果、鴨居にはまる商品上部の欠け加工(切り欠き)を通常よりも少し深くし、傾きを調整するための金具を付けた。これにより、8ミリ程度までは開口部のサイズ違いに対応可能なうえ、購入者による取り付けも容易になった。
同社では、ふすまリフォームドア以外にも押し入れをクローゼットに変えられる「押入リフォームクローゼット」、アルミフレームと樹脂パネルを組み合わせた「アルマジ」など和室を洋室化する商品を多数展開している。和室の扱いに悩む賃貸オーナーはぜひ問い合わせてみてはいかがだろうか。
押し入れの襖からふすまリフォームドアへリフォームする場合、一般的に以下のような費用がかかります。
★取り付け代金
標準的な押し入れのサイズで約3万5000円程度が目安。
★枠の撤去代金
枠の撤去工事代金が必要な場合、壁の撤去やクロスの張り替えなど、地域や業者によって異なりますが、20万~30万円程度が目安。
⇒和室リフォーム本舗なら全て0円!
谷元フスマ工飾 谷元亨社長
和室リフォーム本舗 谷元フスマ工飾株式会社
大阪府八尾市山城町5丁目5-30
☎︎0120-757-530
https://www.wasitu-reform-pro.com/FORM/contact.cgi
(2025年1月号掲載)
アクセスランキング
- Regeneration ~建物再生物語~:築90年の日本家屋
- 【PR・特集】相続で 困ったときに頼りになる 専⾨家・サービス①
- Regeneration ~建物再生物語~:既存不適格建築物を店舗併用住宅に再生
- 【特集】非住宅ではじめる 遊休地活用ビジネス第六弾:①
- Regeneration ~建物再生物語~:築古アパートをシェアハウスに改修
- 【特集】持ち味発揮 共用部を変えた家主の工夫①:エントランス
- 【特集】押さえておきたい不動産の共有リスクと解消法①
- Regeneration ~建物再生物語~:アトリエ付き住宅へリノベして受賞
- 【特集】古くなったら避けられない 大規模修繕の基礎知識①
- 【特集】24年のカギを握る入居者を引き付ける設備9選
- Regeneration~建物再生物語~:魚屋を複合施設へリノベ
- 【特集】基本を知れば怖くない 税務調査への 対応策:①税務調査概要編
- 【特集】時代に乗り遅れるな今こそ省エネ化①:省エネ賃貸住宅の夜明け
- 【特集】不動産購入で伝来の土地を守る
- 地名・土地の名前の由来 その隠された意味とは?
- 地主・土地持ちはずるいvs大変?地主になるにはどうやってなる?
- 武家屋敷(大名屋敷・江戸屋敷)の特徴とは? 跡地に建つ有名施設
- 大家さんとは? 不動産の大家さんになるには
- ランドセット(売り建て住宅)とは メリットデメリット