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省エネ給湯器導入の補助金 24年度の申請締め切り迫る

 既存の賃貸住宅に対する小型の省エネルギー型給湯器の導入支援を行う、経済産業省の「既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業」。同事業の交付申請受け付けは12月31日が締め切りだ。

 同事業は既存の賃貸住宅において、省エネ性能が高い給湯器への取り換えにかかる費用を1台につき最大7万円補助する。

▲経産省「賃貸集合給湯省エネ2024事業」ホームページ

 補助対象は、従来型の給湯器から潜熱回収型ガス給湯器「エコジョーズ」または同石油給湯器「エコフィール」への取り換え工事。工事には機器本体と工事費を合わせて、1台につき20万~35万円程度かかるが、同事業は、追いだき機能なしで1台あたり5万円、同機能ありでは1台あたり7万円を補助する。

 補助を受けられるのは「1棟に2戸以上の賃貸住戸を有する」かつ「建築から1年以上が経過している、またはいずれかの住戸で人が居住した実績がある」賃貸集合住宅。対象となる工事は2023年11月2日以降に着工したもので、1棟あたりの取り換え台数が2台以上の場合だ。例外として、1棟10戸未満の物件および同年12月15日までの着工分は、1棟あたり1台の取り換えでも申請できる。

 同事業の利用により、工事費の削減に加え入居者が負担する光熱費も年間で1割超削減が見込める。同事業の申請には締め切りまでに工事を終えていることが必要。補助を希望するオーナーは急ぐ必要がある。

(2024年12月号掲載)

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