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沖縄|インフラ整備で活気が期待される本部半島

伊志嶺忠オーナー

 内閣府沖縄総合事務局(那覇市)が発表した24年度の予算と主要事業の中で、本部半島先端にある本部町方面への名護東道路の延伸が挙げられていましたが、10月8日、具体的な二つのルート案が示されました。

 同半島には観光スポットが多数あります。21年に全通した同道路は、その入り口の名護市中心部で観光シーズンに大渋滞を起こしています。延伸後には那覇市と本部町にある「沖縄美ら海水族館」が直結し、名護市民としても、日常生活で使用する道路の渋滞緩和が期待されます。

 24年の地価調査結果では、長らく横ばいだった地価上昇率が北部の国頭村や東村などで上向きに転じました。同県の住宅地における上昇率5・8%は、全国1位です。また同じく全国トップの上昇率(29・0%)となった恩納村について、国は「観光スポットに近い既存集落にあり、県外から移住の需要が高く、地価の上昇が継続中」と解説しています。

 25年、同半島内にオープン予定のテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」は年間来場者数が200万人と予想されています。エリア内に魅力ある施設が開業していく中で、周辺のインフラ整備が進みアクセスが改善することにより、さらに価値が上がることを期待しています。

(2025年1月号掲載)

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