地元オーナーが発信! 8つの地方都市で話題のニュース:名古屋

賃貸経営トレンド

名古屋|名古屋駅周辺の求心力を高める再開発

杉村八千代オーナー

 名古屋市の栄エリアでは、再開発でのホテルや商業ビルの建設が続いています。

 その中の「ザ・ランドマーク名古屋栄」は、地上41階・地下4階建て。名古屋の国際競争力を高め、世界中の人が訪れる文化交流都市を目指して計画されました。同物件内には「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」や「TOHO(トーホー)シネマズ」、商業エリアにはJ.フロントリテイリング(東京都中央区)グループによる商業施設が整備され、開業は26年夏ごろを予定しています。

 名古屋市営地下鉄東山線栄駅の改札と直結しており、地下鉄2路線、私鉄1路線とも接続するため、利便性が良くなっています。立地も南北に大きく広がる久屋大通公園に隣接しており、魅力のある街づくりに貢献すると思われます。

 名古屋駅の再開発も進んでいます。30年に完成予定の180mを超える超高層ビル3棟の建設に向けて、名古屋鉄道(名古屋市)は本社の移転を25年1月に予定しています。またリニア中央新幹線開業に向けて駅西側の開発も進むことでしょう。

 県の就業者数は3年連続で増加し、23年は421万7000人でした。再開発に伴い、栄エリアや名古屋駅周辺のさらなる賃貸需要や人口増加に期待したいです。

(2025年 2月号掲載)

一覧に戻る

購読料金プランについて

アクセスランキング

≫ 一覧はこちら