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広島|広島駅ビル建設による今後の発展に期待

豊田裕之オーナー

 中国新聞社(広島市)の「2024年広島市広域商圏調査」によると、紙屋町・八丁堀地区が買い物に最も利用するエリアとして主要地区10カ所の中で4年連続の首位となりました。

 今回は「そごう広島店」新館の閉館という大きな動きがあっただけに注目されましたが、本館の改装により利便性が上がり、同地区の支持率が18・8%と23年より1・3ポイント上昇。また近くに完成した新サッカースタジアムの影響は限定的で、期待されたほどの人流の増加はなかったようです。
2位の府中町は「イオンモール広島府中」を中心としたエリアです。大規模改修を実施し、ファミリー層からの人気を維持しています。3位以下には、大型ショッピングモールを中核とした地域が続いています

 今後の動向で商業施設としても注目されるのは、春に開業予定の新しい「広島駅ビル」です。同ビル2階のJR改札階へ広島電鉄(広島市)が直接乗り入れることがかなりのインパクトになりそうです。

 同駅付近の人流の増加が予想されますが、アクセスが便利になる紙屋町・八丁堀地区の人気も増すことでしょう。同ビルがランドマークとなり、地区の活性化が進むことを期待します。

(2025年 2月号掲載)

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