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賃貸経営トレンド

沖縄|コストコ開業によるエリアへの影響

仲田哲善オーナー

 初めまして。2月号から沖縄県を担当する仲田哲善です。米軍人向け住宅や障がい者向けグループホーム、軍用地などの不動産を購入・所有し、運営を行っています。

 24年8月、南城市のつきしろエリアに沖縄初の「コストコ」がオープンしました。同市は那覇市から車で約30分の距離にあり、同年3月末日時点での人口は約4万6500人。総務省が公表する「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」に基づいた全国の都道府県別人口増加ランキングでも上位に入っており、今後さらに発展が期待されます。

 コストコの進出に伴い、同市は都市計画マスタープランを策定し、南部東道路と連携した形で周辺地域の都市開発を推進しています。近隣商業地域や準工業地域、準住居地域などを指定した開発計画が進行中です。

 こうした背景から、つきしろ周辺の土地価格は急上昇しており、ここ2〜3年で2倍以上の価格で取引されることも増えています。これまではファミリー層向けの住宅が多かったコストコ周辺では、シングル向け賃貸住宅や人流の増加による商業店舗のニーズが出てくると予測します。

 地域の計画情報を収集しつつ、住み良いまちづくりも念頭に、今後の不動産投資を行っていきたいです。

(2025年 2月号掲載)

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