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札幌|地域再生を担う新たな複合ビルの建設

外村真美オーナー

 2022年1月に閉店した、札幌市大通地区の商業施設「4丁目プラザ」。その跡地に建設中のオフィス・商業複合ビルの名称が「札幌4丁目プレイス」に決まりました。地下1階から地上3階に入る予定の商業施設は「4PLA(プラ)」と呼ばれ、竣工は25年3月を予定しています。

 4丁目プラザはスクランブル交差点に面し、1971年に開業。個性的なテナントが入居したフロア「自由市場」や「4プラホール」といった施設を設け、閉店するまでの約50年間、同地区のランドマークでもありました。

 新たに建設される札幌4丁目プレイスは鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造で、敷地面積は445坪(1472㎡)、延べ床面積は5718坪(1万8905㎡)。4階から13階にオフィスが入り、同地区で最大級のオフィスフロアとなることから、商業施設と共に注目されています。

 ここ数年でJR札幌駅や歓楽街のすすきの周辺の再開発が盛り上がる中、立地の良い4PLAの集客・発信力は、地区全体の活気を左右するといっても過言ではありません。

 その活気が商業施設によるものだけでなく、有効活用されるオフィスフロアからも生まれ、北海道経済の勢いを感じさせる象徴のようなビルになってくれたらと期待しています。

(2025年 4月号掲載)

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