空き家対策モデル事業に関するセミナー 東京都世田谷区の活用事例で見学会
Japan asset management(ジャパンアセットマネジメント:東京都品川区)が運営する「空き家リノベラボ」は3月8日、空き家セミナーを開催した。空き家リノベラボ第7号となる「太子堂の家」の2月竣工に際して開かれ、セミナーのほか現地見学会、懇親会も行われた。
セミナーには、同社の内山博文代表と、地域密着型ワークスペースや創業支援プログラムを運営する三茶ワークカンパニー(東京都世田谷区)の吉田亮介共同代表が登壇。
見学会では、リノベーションを行った物件を内覧。旧法借地権付き、かつ接道なし再建築不可の民家において、建物の長寿命化を軸に行った改修を紹介した。
同物件は、Japan asset managementが定期借家として借り上げ、国土交通省の「空き家対策モデル事業」における補助金のほか、オーナーによる出資も受けて改修。三茶ワークカンパニー協力の下、地域住民による活用を目標として、入居者を募集した。今後は入居者が、宿泊施設として運営する予定だ。
セミナーには31人、見学会と懇親会には合わせて51人が参加した。参加者からは「空き家の活用に悩むオーナーが自分だけではないと知り、勇気付けられました」との声が聞かれた。
- セミナーと見学会の様子
(2025年 6月号掲載)