国登録有形文化財全国所有者の会が京都に集合

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国登録有形文化財全国所有者の会
全国大会でメンバーが京都に集結

 国登録有形文化財全国所有者の会(以下、全国登文会:大阪市)は、6月12〜13日に「令和7年度全国大会」を行った。

 全国登文会は、各都道府県の国登録有形文化財の所有者の会(登文会)や、会を支援・援助する者で構成され、登録有形文化財の保存・活用を推進。現在は11の都府県に所有者の会がある。

 全国大会は各地の所有者の会のメンバーが一堂に会する年に一度の機会だ。2025年の開催地は京都。全国登文会と京都登文会(京都市)が主催者となった。同月12日は「ヒューリックホール京都」にて登文会フェスタ、13日は「京都文化博物館」にて全国登文会総会をそれぞれ行った。

イベントの合間の京都ツアー。写真は銀閣寺界隈コースの様子


 登文会フェスタでは、華道家元池坊の次期家元、池坊専好師が登壇し「池坊華道の歴史と文化財・伝統を未来につなぐ」と題した記念講演を行った。

 続いて、同師、お香の老舗である松栄堂の畑正高社長、京都登文会の副会長である田中峰子氏による鼎談「京の文化を愉しむ」が行われ、会場は質問が止まぬほど盛り上がりを見せた。

 参加者からは「文化の変遷や今後の在り方について非常に興味深い話が聞けた」との声が聞かれた。

登文会フェスタの鼎談の様子。左から田中氏、池坊師、畑社長

(2025年 8月号掲載)

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