自主管理オーナー向けウェブサービス

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自主管理オーナー向けウェブサービス

COMPASS

家賃債務保証会社Casa(カーサ:東京都新宿区)の子会社となるCOMPASS(コンパス:同)は、賃貸物件の自主管理オーナーを対象に賃貸経営サポートサービスを展開。各種契約や入金確認をウェブ上で行えるようにするほか、入居者対応サービスも提供する。

COMPASS(東京都新宿区)
鈴木優介社長

1万人の家主が利用 契約、入金確認容易に

 COMPASSは、保証による賃貸経営のリスク低減と、WEBサービスによる家主業務の効率化に寄与することを目指す。主軸サービスとなるのが電子契約機能を持つウェブサービス「Owner WEB(オーナーウェブ)」だ。オンラインで家賃債務保証の委託契約のほか、賃貸借契約の締結、解約・変更手続きなどを行うことができる。部屋ごとの家賃の入金状況も確認可能だ。

 2022年4月に提供を開始し、25年5月末時点で約1万人が会員として登録・利用する。会員には、Casaの自主管理オーナー向け家賃債務保証サービス「家主ダイレクト スマイサポートパック」を提供する。集金代行により家賃引き落とし月の月末に満額を送金するほか、家賃・更新料・原状回復費などの保証、孤独死保険と家財保険の自動付帯、駆け付けサービスなどが特徴の保証商品だ。Owner WEBを通じた同保証商品の提供は累計7000件を超える。

▲Owner WEBで自主管理オーナーの賃貸経営を支援する

駆け付けサービスと連携 入居者対応もサポート

 入居者対応サービスにも力を入れる。保証・保険に加え、水栓トラブルや騒音など入居者からの問い合わせに対応する「まるっとサポート」を提供する。

 Owner WEBおよびまるっとサポートは一棟全戸での利用が条件で、家主ダイレクトを契約することによりオーナーは無料で利用できる。法人社宅などで保証商品の利用ができない場合は、1戸あたり770円(税込み)で提供する。

 想定するサービス利用対象者は、新築物件のオーナーや、管理委託契約の解約により管理会社系列の保証サービスが解除された物件のオーナーなど。鈴木優介社長は「新築物件は入居者が決まりやすく、修繕などの必要もないことから10年ほどは手間がかからない。この期間に自主管理をしながら、経営資金と賃貸経営に関する知識を蓄えるために利用してほしい」と話す。

 今後は、入居者からの問い合わせ内容や契約状態の確認、更新手続きなどがシステム上でできるように改修を予定する。

(2025年9月号掲載)

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