地元オーナー発信―生まれ変わる仙台市中心部(仙台)

賃貸経営トレンド

仙台|建て替えで生まれ変わる仙台市中心部

塩澤俊哉オーナー

 仙台市の商業の中心地である青葉通と東二番丁通の交差点に面して立つ「読売仙台ビル」と「新伝馬町中央通りビル」。東北最大級の繁華街であるクリスロードにも接する最高の立地にあります。これら二つのビルが老朽化のため建て替えられることになり、開発プロジェクトの概要が4月に発表されました。

 1975年の竣工以来、読売仙台ビルには読売新聞東北総局が入居。同年9月には「ダイエー仙台店」が開業、その後「イオン仙台店」がオープンするなど、地元の人にとってはなじみ深いビルとなっていました。

 新ビルには、高機能オフィスや商業施設、ホテルを備えた複合施設が整備されます。またイベントが開催できる広場も計画に含まれており、同市の「せんだい都心再構築プロジェクト」による助成を受け、地域のにぎわい創出の一助となる予定です。竣工は2029年度となっています。

 仙台市の中心部では建築物の老朽化が進み、現在も「旧さくら野百貨店仙台店」跡地や「電力ビル」跡地の開発など、数多くの計画が進行中です。数年後、仙台は進化した都市機能を持ち、多くの人が集まってくることでしょう。そして中心部では、さらに賃貸需要が高まることが予想されます。

(2025年 9月号掲載)

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