注目医院に聞いた! 潜入人間ドック事情 -ザ・プリベンションクリニック東京

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<<注目医院に聞いた!潜入人間ドック事情 vol.2>>

健康寿命を延ばすことで、事業承継にかける時間と体力を増やすことができる。不動産経営者にとって、自分の体のメンテナンスから得られるメリットは大きい。「ザ・プリベンションクリニック東京」は東京都千代田区の「ザ・ペニンシュラ東京」の中にある。利便性の高いホテルの中で受けられる細かい診断は富裕層から高い支持を集めている。

富裕層は健診間隔が空く傾向 初回で異常が見つかることも

 ザ・プリベンションクリニック東京の大亀浩久院長は「当院はプライバシーが保たれた空間、待ち時間の短さ、丁寧な面談などでご評価いただき、富裕層の受診が多い傾向にあります」と話す。

▲「ザ・ペニンシュラ東京」内のクリニックはホテルと同様に高級感が漂う

 富裕層に目立って見られる特徴は、人間ドックで偶然病気が見つかるケースが普通の検診より多いことだという。中でも会社員でない人は毎年の健康診断が予定されているわけではなく、忙しさにかまけてつい後回しにしていることも多いのだとか。

 「特に多忙な人ほど健診間隔が延びやすく、精査や治療を要する異常が見つかるケースが一定数あります。〝思い立ったら一度きちんと検査する〟ことが、何より大切です」(大亀院長)

健康寿命を延ばすカギは動脈硬化リスクの「見える化」

 健康寿命に大きく関わる異常の中でも、高い頻度で発見されるのが動脈硬化だ。動脈硬化とは、自覚症状がないまま動脈の血管が硬くなったり詰まったりすることで、心筋梗塞や脳梗塞のリスクに直結する。この動脈硬化を制することは健康寿命を延ばすことにつながる。

 「発症を完全に避けるのは難しい一方で、どこに、どの程度、何が効くのかを可視化できれば、進行を緩やかにする選択が可能です」と大亀院長は話す。

 人間ドックで動脈硬化と診断されたとしても、同クリニックの場合、非現実的な生活改善案を突き付けてお説教をする、というようなことは決してしない。

 「無理な我慢ではなく、続けられる工夫を受診者と一緒に考えます。一人一人に合わせて現実的なアドバイスをするので、怖がらずに自分と向き合ってほしいです」(大亀院長)

 動脈硬化につながる主な生活習慣はやはり、食べ過ぎ、飲み過ぎだという。会食の機会が多い富裕層にとっては職業病の側面もあるだろう。人間ドック後の説明では、進行を遅らせるための個人に合った酒量のほか、肉と魚の配分など、具体的なアドバイスも含まれるそうだ。また軽度の運動も効果的。1日20~30分歩くだけでも違ってくるという。 

 

動脈硬化の進行をスローダウンさせるためのアドバイス例
◆会食が多い人に対しては、飲食物の量・頻度・順番の微調整を提案
(例:アルコール上限〇杯/週、肉と魚の配分 など)
◆軽い運動でも十分。まずは1日20~30分の歩行から
※面談では、検査結果の説明→個別リスクの説明→「今日からできる3アクション」の順でわかりやすく説明する

 

アクセスは軽やかに 段取りはスマートに

 長年自分の体から目を背けてきた人にとって、人間ドックは敷居が高いかもしれない。そういう人にこそ立地やラグジュアリーな雰囲気が受診の理由になるものだ。

 「家族で一緒に受診できるので家族イベントとして、また地方から来て東京観光の一つとしてなど、あらゆる理由付けが可能です」(大亀院長)

 同クリニックは都心ホテル内の立地とプライベート導線により、通常2日ほど要する検査を6~8時間に集約。当日中の医師との面談で次の予定まで決めることで、家族での受診や地方からの来訪でもスケジュールに組み込みやすいのがポイントだ。

人生はこれからも続く物語 人間ドックは健康の現在地

 大亀院長は「富裕層の中でも特に経営者は、自分の人生以外にもさまざまな人の人生を背負っています。われわれは、そんな人生の物語をつくっていくサポートをすることが役目だと思って検診にあたっています」と話す。

 経営者の健康は、金銭的な価値で測れない「見えない資本」となる。人間ドックの最後に行われる医師からの説明は、賃貸経営に例えればまさに大規模修繕の計画だ。

 「現在の状態、取り得る選択肢、期待できる変化の幅を、約1時間の面談で丁寧に共有します。次回のドックは1年後か半年後かなど、結果に基づいて提案。小さなメンテナンスの積み重ねが、長期的なパフォーマンスを支えます」(大亀院長)

 これから先の人生の長さや質はメンテナンス次第。もたらす効果は絶大だ。

検査結果を将来に生かす「先制ケア」
 ザ・ペニンシュラ東京内にあり、プライベート導線により検査から面談まで一日完結型のプレミアム人間ドック。治療ではなく「先制ケア」という新しい概念を提案し、検査結果を個別の将来リスクとアクションプランへつなぐ。画像診断を中心に、必要に応じて追加検査・専門医連携まで伴走する。人間ドックで検査項目が最も多い「COMPLETEDコース」は会員価格で約50万円ほど。
 健康で若々しい体と思考力で経営したい人向けの特別なサービスとなっている。
※一部の先端医療プログラム(再生医療、血液浄化など)は自由診療。適応・安全性・費用・リスクについては事前に十分な説明と同意確認を行い、関連法令・指針に基づき提供する

▲体内の断面画像を撮影するMRI検査

 

解説

ザ・プリベンションクリニック東京(東京都千代田区)
医学博士/消化器外科
大亀浩久 院長

日本大学医学部卒業。大学病院・基幹病院で臨床と手術に従事し、日本大学医学部消化器外科外来医長、津田沼中央総合病院外科医長を歴任。2019年以降はがん免疫療法と再発予防に注力し、予防から治療までを橋渡ししている。

(2026年2月号掲載)

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