地元オーナー発信―空き家再生とまちづくり(福岡)

賃貸経営トレンド

福岡|福岡から発信する空き家再生とまちづくり

𠮷原勝己オーナー

 不動産の再生とまちづくりの取り組みを学び合うイベント「九州DIYリノベWEEK(ウイーク)」が2025年も開催されました。

 筆者が主催する久留米市でのシンポジウムには、福岡、熊本、鹿児島、長崎、山口、長野から24チームが参加し、空き家・空きビル再生の最前線を共有。その実例紹介から、計300棟の経年賃貸物件や老朽団地、廃虚ビル、「シャッター商店街」などの再生への挑戦を俯 ふ 瞰 かん しました。そして不動産再生のノウハウを体系化した筆者の新著を軸に、地域課題に向き合い、住民主体の“楽しいまちづくり”をいかに実装するかを議論。不動産と地域をつなぐ視点を深めました。また翌日行われた現場の活動を視察するキャラバン隊では、実際の再生プロセスを体験しています。 

 14年に福岡の4人の賃貸オーナーから始まった小さな動きは、現在24を超える各地のまちづくり団体を束ねる一大プラットフォームへ成長。24年には国土交通省の「地域価値を共創する不動産業アワード」大賞を受賞し、国内外からの注目が高まっています。今後も、既存の住宅ストックを地域と共に育てる「共感不動産型まちづくり事業」の可能性を、福岡から全国に向けて示していきたいと思います。

(2026年 3月号掲載)

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