<<データで見えた>>
「Z世代のリアルな支払い実態」に関する調査
家賃のクレジットカード払いを可能にするサービス「クレカリ賃貸」を運営するクレカリ(東京都中央区)は、2025年10月21~23日の期間に「『Z世代のリアルな支払い実態』に関する調査」を実施。一人暮らしをしていて、自身で生活を担っている20~29歳までのZ世代の男女を対象に調査を行った。
Q.口座振替での支払いでどのような困った経験があるか

A. 引き落とし日が固定で調整できない
家賃の支払い方法について聞いたところ、約7割の人が家賃を「口座振替(自動引き落とし)」で支払っていることが分かった。次いで「クレジットカード」(19.5%)、「現金」(9.9%)が続く。キャッシュレス化が進み、支払い方法の選択肢が多様になっている現代だが、交通系ICなどの電子マネーによる支払いは1.3%にとどまった。通信費や公共料金などの固定費の支払い方法でも、5割近い人が口座振替(自動引き落とし)を選んでおり、継続的な支払いの場合に選ばれることが多い。
しかし、その口座振替において困った経験がある人も一定数いる。具体的には「引き落とし日が固定で調整できない」(26.0%)や「引き落とされたかどうか確認しづらい」(24.1%)といった回答が上位に並んだ。また2割を超える人が「残高不足で引き落としができなかった」とトラブルが発生した経験を明らかにしている。
口座振替では毎月の支払いを自動化でき、便利な一面もある。しかし、毎月の高額な支払いには管理のしやすさも必要とされているようだ。
Q.家賃をクレカで支払えるサービスがあれば利用したいか

A. 約9割が肯定的
支払いを現金または口座振替(自動引き落とし)で行っている理由として最も多かったのは「その方法しか対応していないから」で、4割以上の人が挙げている。これから、利用者の選択というより制度や環境上の制約が大きな要因となり、支払い方法が限定されている現状がうかがえる。
そこで、家賃などの大きな支払いをクレジットカードで行うことができるサービスがあれば利用したいかという質問を行うと「すでに利用している」(29.7%)、「ぜひ利用したい」(36.7%)、「まあまあ利用したい」(21.7%)を合わせ、約9割が肯定的に回答した。家賃の支払いの選択肢が増え、家計管理の利便性が向上することへの期待も高いようだ。
Q.家賃をクレカで支払える場合、魅力を感じる点はなにか

A. ポイントが貯まる
家賃をクレジットカードで支払うことができる場合、魅力を感じる点として、約6割が「ポイントが貯まる」ことを挙げている。次いで「支払いを自動化できる」(39.3%)、「資金繰りが調整しやすくなる」(24.9%)が続く。「お得さ」と「手間の少なさ」が大きいポイントだ。
家賃に限らず、全般的に支払いを行うときに重視していることを聞いた設問でも「ポイント還元・特典」だと回答している人が約5割に上った。さらに「支払いの手間の少なさ」(42.3%)、「支出や残高の把握のしやすさ」(23.6%)が続いている。Z世代における支払い方法の選定の際には「時間とお金の効率化」を追求する価値観が反映されているといえるだろう。
(2026年 3月号掲載)






