福岡|都市機能の向上に見る不動産事業の伸びしろ
𠮷原勝己オーナー

一般財団法人森記念財団都市戦略研究所が発表する「世界の都市総合力ランキング」は、世界主要都市の「総合力」を数値化した指標です。都市が人や企業を引き寄せる力を測るこの指標は国際的に注目されており、2025年に福岡市は40位にランクインしました。同じく同研究所の「日本の都市特性評価 2025」においては、合計スコアが前年の5位から3位へと躍進。「経済・ビジネス」の分野では2位を維持しつつ、「生活・居住」のスコアも大きく改善しました。
不動産投資の観点から見ると、福岡の強みは地方都市でありながら都市機能が高く評価される点にあります。福岡市が九州最大の人口を有し、文化・人の交流や生活利便性への高い評価を得ていることで、住民・企業双方にとって長期的な居住・事業継続の魅力となっているのです。またアジア他国へのアクセスの良さや整った生活環境が「住みやすさ」として評価されることで、国内外からの移住・転入が堅調な状況をつくり、賃貸需要の安定に寄与していると思われます。
都市における総合力の向上は、今後の不動産需給や価格形成にポジティブな影響を与える可能性が高く、国内外の投資家が注目すべき成長シグナルといえるのではないでしょうか。
(2026年4月号掲載)




