ドライヘッドスパサロン ヘッドミント
業界最安値を誇るドライヘッドスパサロン
加盟金0円の低投資パッケージで店舗数拡大
標準価格は70分4980円
じむやが展開する「ヘッドミント」は、頭部マッサージを中心に顔や首、肩までアプローチするドライヘッドスパ専門店だ。ドライヘッドスパは、睡眠障害や寝不足、肩こりや自律神経の乱れなど、健康の悩みを緩和し、心身を癒やす効果があるとして近年注目を集めている。
同店の利用価格は、競合ブランドと比較すると低い水準だ。サービス価格はエリアにもよるが、70分4980円を基本としている。回数券は無く、施術後に次回の予約を行うシステムだ。男女比は半々で、20~50代が主な利用者層となっている。
じむや(愛知県名古屋市)
堀田 直義社長
同店は、ブランド力の向上を図るため、セラピストにタレント性を持たせている。たとえば、セラピストが外国人風の名前で営業するほか、InstagramなどのSNSを運用し、認知度向上を図っている。また、セラピストの指名制度を導入しており、顧客は指名料を支払うことで好きなセラピストの施術を受けられる。現在、指名料の最高価格は2000円だ。こうした取り組みが、リピーター獲得や客単価向上に繋がっている。
同店の開業資金は、加盟パターンによって異なる。加盟パターンはA・B・間借りの3つ。Aパターンは加盟金は0円だが、月間ロイヤリティを1席あたり2万円支払う(上限6万円)。出店条件の縛りは無い。Bパターンは加盟金100万円を支払う代わりに、月間ロイヤリティは永年0円だ。ただし、条件として未出店のエリアで3席以上の定めがある。間借りは加盟金0円でロイヤリティが3万円だ。すでに開業済みのサロンを持つオーナーが対象となる。
A・Bパターンで開業する場合、販促品やWEBサイト制作・SEO対策費は0円で、4日間の技術研修費として20万円、物件サポート費として40万円が必要だ。そのほか、物件取得費60万円、テナント費用20万円、内装費用300万円、求人採用費10万円。合計で400~500万円を想定する。また、サロン経営者が加盟する間借りパターンの場合、必要資金は研修費22万円のみだ。
出店物件は基本的に本部が提案する。標準的な物件タイプは、駅チカで12~15坪の空中階。
標準的な3~4席の店舗で開業した場合の収益モデルは、月商150~200万円。人件費や広告費、雑費やロイヤリティを差し引いた利益は30~50万円の想定だ。開業してから軌道に乗るまでの期間も考慮に入れているため、投資回収期間は2年半を目安としている。
同社は、収益の積極的な再投資で本部構造の強化を図り、100店舗体制を目指して出店拡大を行う。
(2024年12月号掲載)
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