土地活用を成功させるためには、土地周辺のニーズに合わせたビジネスを選ぶことが重要だ。また、選択するブランドによって、必要な初期投資やオーナー業務は大きく異なる。今回、本ページで紹介するのは、カーシェアリングサービス、トレーラーハウス、自習室の3ブランドだ。ジャンルの異なる非住宅系土地活用ビジネスを比較して、新たなテナント・土地活用方法の参考にしてほしい。
テナント・土地活用はブランド選びが重要
遊休地活用で新たなニーズを創造
特徴の異なる多様な土地活用ビジネスを比較
トチカツアイデア3選
非住宅系土地活用ビジネスの導入を検討する際に、重要となるのはブランドの選定だ。年齢層や平均所得を調査し、土地周辺にどのようなニーズがあるかを吟味してブランド選択をすることで、失敗のリスクを減らすことができる。また、ブランドによって初期投資額や収益性などが異なるため、自分に合ったビジネスモデルを選ぶことも大切だ。
そこで今回、本ページでは特徴の異なる非住宅系土地活用ビジネス3ブランドを紹介する。
タイムズモビリティが展開するカーシェアリングサービス「タイムズカー」は、ステーション数と車の保有台数を強みとしており、現在では300万人以上の会員が利用している。近年は利便性やコスト面を考慮して、社用車を保有している企業がカーシェアに切り替えるケースもあり、それに伴って法人登録も増加しているという。契約後は最短2週間程度で開設可能で、月額での地代がオーナーの収入となる。
アースボートが手掛ける「Earthboat」は、サウナ付きトレーラーハウスを使用した宿泊施設の遊休地活用事業だ。主に導入の対象となる土地は、既存の宿泊施設の空きスペースや、自然豊かな遊休地だ。施設を稼働するまでにかかる費用は、インフラ整備などのコストも合わせてトレーラーハウス1台あたり2800万円からを想定している。
ANWIが運営する「カフェみたいな自習室スタディプレイス」は、勉強や作業で使用できるサードプレイス型の自習室だ。会員制で目的来店のみのため、目立たない物件にも適している。集中できる環境を求めている人が利用するため、治安の悪化や騒音などの心配が生まれにくい。
(2025年 3月号掲載)
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【特集】非住宅ではじめる 遊休地活用ビジネス第九弾②:カーシェアリング
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