【特集】インドアゴルフのFCで遊休地を活用

土地活用店舗

【特集】非住宅ではじめる遊休地活用ビジネス 第十弾

インドアゴルフ

WEBマーケティングが強みのインドアゴルフ
顧客割合は新規が8割、リピーターが2割

チキンゴルフ

WEBマーケによる集客が強み

 同店は、利用者2人に対してインストラクターが1人つく形のセミパーソナルのレッスンを採用している。インストラクターは、オーナーが自ら行うことも可能だが、必要に応じ本部から出向という形で配置される。

クリア(東京都渋谷区)
山本 康太 取締役

 利用プランは、営業時間内ならいつでも通うことができる「無制限通い放題」と、平日9〜17時の間で通うことができる「平日デイタイム通い放題」、8〜48回の「回数プラン」、月2回のセミパーソナルレッスン受講と月2回のフリー練習ができる「サブスクプラン」の4種類ある。いずれも1日に予約できる枠数は最大で1枠だ。
 利用者のターゲットは、ゴルフのスコア100を切ることを目指している層だ。
 「高い頻度で通っていただいて短期間で上達したほうが、コースに出て実践するうえで幸福度が高いと考えています」と山本康太取締役は話す。
 利用料金は申し込みの月数に応じて変動する。申し込みの多いプランは、平日デイタイム通い放題2か月と、無制限通い放題4か月の2つ。

▲セミパーソナルスタイルのレッスン形式


 同社の強みは、他ブランドを展開する中で培ったマーケティング戦略にあるという。顧客割合は新規が8割に対して、リピーターが2割と圧倒的に新規が多い。
「SNSやグーグル広告など、主にWEBマーケティングを利用して集客しています。ただ広告を打ち出すだけではなく、ユーザーの動きまで計算して理論立ててマーケティングしており、それが新規の集客に繋がっています」(山本取締役)
 開業費用は打席数を2席と想定した場合、30坪前後の広さで加盟金、加盟保証金、内外装費、備品費、運転資金を合わせて1570万〜2220万円ほど。そのうちゴルフシミュレーターなどの設備費が約650万円になるが、設備費はリースにすることも可能で、その場合は初期費用には含まれない。さらに、必要な場合はこの金額に加えて物件取得費がかかる。
 月商は460万円ほどを見込んでおり、設備を購入した場合で利益率23%の単月利益101万円を想定している。売上は開業場所によって変動し、マーケットとして規模の大きい店舗では月商が1000万円を超えるという。
 今後は新規客だけではなくリピーターの獲得にも力を入れていくという。

(2025年7月号掲載)
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