底地・借地の問題解決へ -リアルエステート

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不動産の相談依頼多数、底地・借地の問題解決へ

リアルエステート

総合不動産会社のリアルエステートは、2024年より不動産に関するコンサルティングサービス「おうちの相談室」を展開している。オーナーからよく来る問い合わせは主に底地・借地に関するトラブルについてだ。

人間関係のトラブルが主な原因 橋渡し役として活動

 おうちの相談室では無料で相談を受けており、不動産オーナーらから月50件以上の相談が寄せられる。主に口コミやインターネット検索によるものが多いようだ。ソリューション部吉澤秀真マネージャーは「底地において、借地人との関係性に問題があるという内容のものが特に多いです」と話す。実に問い合わせ全体の6~7割に上るという。

 具体的なトラブルは、底地の借地人が地代の滞納や無断譲渡、無断転借を行うといった内容だ。地主と借地人との信頼関係が構築できておらず、仲が悪いことがほとんどで、解決策を求めての相談が多い。

 「人間関係がこじれている場合、当事者間の解決は困難です。そのような場合、当社では第三者として両社の橋渡し役を担い、問題解決へ導きます」(吉澤マネージャー)

おうちの相談室のロゴ

所有権をまとめることがベスト リースバックなども連携可

 底地におけるベストな解決方法は、その土地、建物それぞれの所有権を一つにすることだという。地主が借地権を買い戻して地主へ所有権を集約させる。「難しい場合は借地権を購入して当社が借地人になる、という方法で解決させます。これにより、少なくとも地代の滞納など、底地で発生するトラブルを回避することができます」(吉澤マネージャー)

 おうちの相談室で受ける相談の中には、不動産の買取再販や、土地・家屋の持ち主がその不動産を売却後に、売却先と賃貸借契約を結んでそのままその家に住み続けるリースバックに関するものなどがある。同社では22年より、おうちの相談室から派生した買い取り再販事業「おうちの再生工場」、19年よりリースバック事業「おうちのリースバック」を展開。地主が借地権を買い戻した場合の売却をサポートしたり、底地をリースバックしたりすることが可能だ。

 「借地人が借地に建つ自らの不動産を地主に売却した後、そのまま地主と賃貸借契約、借地借家の契約を結び、借地人だった人にその不動産に住み続けてもらうという考え方です。地主にとっては初期費用こそまとまった額が必要となりますが、そのまま地代を請求するより収益性が高くなります」(吉澤マネージャー)

相続や共有持ち分にも対応 1都3県中心に全国で展開

 同社では相談内容に応じて適切な対応方法をアドバイスする。提携している弁護士や税理士も多いため、相続や訴訟などに関する相談も受けることができるという。そのほか共有持ち分の物件や所有者が不明な物件など利権が複雑な問題を解決に向かってサポートする。

 「関係者を含めたヒアリングや状況整理を経て、当社が提案したプランに納得してもらえれば晴れて契約、という形になります」(吉澤マネージャー)
 おうちの相談室の対応メンバーは10人ほど、エリアは全国対応で1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)が中心だ。

(2026年3月号掲載)

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