広島|Hiroshima 新サッカー場に見る広島市中央区の今後
24年2月のオープンを目指して、プロサッカーチームの「サンフレッチェ広島」の新ホームスタジアムとなる「エディオンピースウイング広島」の工事が急ピッチで進んでいます。
これまでのスタジアムは、広島市の中心部から離れた郊外にあり、仕事帰りの観戦は難しい立地でした。新スタジアムは「原爆ドーム」のある広島市中心部からも徒歩圏内の距離となり、集客の向上が期待されています。
ただ、懸念点はサンフレッチェ広島のホームゲームは年間約20試合しかなく、開催日以外のスタジアムの集客をどう図るかということです。
そこでほかのスポーツや、イベントの開催を幅広く計画。芝生広場を広く取り、周りにはカフェやレストラン、西側の水辺にはレストランやスタンドアップパドル(SUP)の貸し出しをするショップを配します。
試算では初年度の経済効果は830億円ともいわれており、複数の最寄り駅の商店街による駅間の競争も始まっています。
「Mazda Zoom-Zoom(マツダ ズーム・ズーム)スタジアム広島」のオープンでJR広島駅周辺の賃貸市場の人気が高まったのと同様の動きが出るのか、今後が楽しみです。
豊田裕之オーナー
