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賃貸経営トレンド

大阪|万博開催に向け充実、激化するホテル事業

 2025年の大阪・関西万博開催に向け、大阪府では、駅周辺の再開発や大型施設の開業、交通インフラの整備などが活発化しています。

 元々大阪府には ビジネス需要に対するホテルが多く存在しましたが、ビジネス利用の縮小により観光客向けのホテルにシフトしつつあります。特に23年からは、大阪・関西万博開催に合わせ、新しい宿泊施設の開業ラッシュが続き、話題性の高いホテルが次々とオープンしています。

加藤 薫オーナー

 例えば、24年7月に大阪市の堂島エリアで開業した「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」は、ギネス世界記録に認定された地上約127mの最上階にある「インフィニティ露天風呂」が特徴。大阪の夜景を一望しながらゆったりと入浴できると注目を集めています。

 また、「フォーシーズンズホテル大阪」「ウォルドーフ・アストリア大阪」「パティーナ大阪」など、外資系のラグジュアリーホテルも相次いで開業予定です。幅広い層に対応できる宿泊施設が充実してきました。

 今後もホテル業界の競争は激化すると予想されます。観光客のさらなる誘致、雇用創出、都市イメージ向上など、地域経済に影響をもたらし、私たちの生活や事業にもつながっていくことが期待されます。

(2024年11月号掲載)

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