仙台|市街化区域への変更で発展見込む
塩澤俊哉オーナー

仙台市では、都市計画の見直しが進んでいます。2023年に策定された将来のまちづくり計画である「仙台市都市計画マスタープラン」を踏まえ、同年県へ区域変更を申請。その後、県と市町村へのヒアリングや関係省庁との調整を経て、案が徐々にまとまってきています。
同市は見直し案を「鉄道駅徒歩圏で、地域の特性を生かした魅力・活力を生み出す地区」および「地域経済を支える工業・流通・研究施設の立地を図る地区」と「市街地の豊かな自然環境の保全が必要な地区や未利用地について市街化調整区域への編入を進める」という二つの大きな方針に沿って決定。前者については、商業、業務、物流、工業など利用目的はさまざまですが、対象となる全10地区の約143ヘクタールが新しく市街化区域とされる予定です。
そのうち、住居系として計画されているのが、泉中央西地区、荒井駅北地区、上愛子樋田地区、愛子東地区、郡山北目地区の5地区となります。いずれも市中心部からは少し離れていますが、市街化区域になり人口が増加すれば、今後発展していきそうな地域です。
都市計画を参考に人が集まる場所を見定め、今後の賃貸需要を予測しながら、これからも物件の選定をしていければと思っています。
(2025年10月号掲載)