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<<築30年超えでも賃料アップ 賃貸リノベ解体新書>>
ポイントは居室の明るさと水回りの便利さ
居住性とデザイン性を高めて家賃アップ
築37年にもかかわらず、家賃を5万8000円アップできたリノベーション物件がある。JR武蔵小杉駅から徒歩8分の場所にある1LDKで、20年以上の長期入居者が退去したタイミングでリノベを実施した。
オーナーからの要望は2点。ターゲットを若いカップルに据えることと、家賃アップを実現することだった。


まずウィークポイントになっていたのは部屋の暗さ。
「築古物件はLDKが真ん中にあることが多いです。窓がなく光が十分に届かない部屋は、若年層には避けられる傾向があります」と話すのは、朝日リビング(東京都千代田区)東京本社女子力企画室の鈴木祐美子室長だ。
そこで、洋室化した寝室の扉を襖(ふすま)からフロスト調の折り戸に変更した。すりガラスの効果で、明るいLDKを実現することができた。
「カップル入居を想定したため、着替え時のプライバシーを確保する効果もあります」(鈴木室長)
次に、若い層にとって部屋探しを行う際の大きなポイントとなる水回りの改善も必要だった。浴室と洗面台が同じ空間にある2点ユニットバスという不人気な設備だったうえに、バスルームのドアの脇に洗濯機置き場があるという不便さがあった。そこでその二つを解消するべくLDK側に飛び出す形で洗濯機置き場を新設。これにより独立洗面台を脱衣所に設置することができた。
工事中にもかかわらず、リノベ後のイメージの写真を見て20代カップルが入居を決めた。
「女性は特に洗面スペースを気に入ったと言ってくれています」(鈴木室長)


1:建具が高くなったことで広く見える効果も出た
2:キッチンの生活感を壁で遮りつつ、色のトーンを変えてフォーカルポイント化した
3:既存の設備を生かしつつ、取っ手やシートで印象を変えた
4:入居の決め手となった独立洗面台
施工会社
朝日リビング(東京都千代田区)
東京本社女子力企画室
鈴木祐美子室長

(2026年2月号掲載)





