人とまちを育む10年の軌跡 チームで動くこつを伝授
4月に著書「パブリックライフ:人とまちが育つ共同住宅・飲食店・公園・ストリート」を出版したまめくらし(東京都練馬区)の青木純代表を招いたトークショーが9月13日、センスオブファン(東京都東久留米市)のオフィス兼作業場にて開催された。同社の細田真之介代表が、2018年に青木代表が主宰するリノベーションスクールに参加した縁で実現した今回のイベント。東久留米市の地主や建築士、不動産会社の社員ら、まちづくりに携わる40人が参加した。

▲青木代表の著書を手に記念撮影
第1部は、家主として住人と一緒に営む賃貸物件「青豆ハウス」やJR池袋駅東口エリアの再生のきっかけとなった「池袋リビングループ」の活動など、青木代表が実践してきたプロジェクトについて紹介した。
第2部は、アラウンドアーキテクチャー(東京都板橋区)の佐竹雄太代表取締役と細田代表も参加したトークセッション。10年以上にわたりさまざまなプロジェクトを手がける青木代表がどのようにチームづくりをしているかに話が及んだ。「見えを張らないこと」と回答した青木代表は、自分の弱さをさらけ出したときにチームに人が集まってくるものだと続けた。
また、多くのプロジェクトを振り返り「チャレンジを続けることが大事。やり続けていけばそれは『失敗』にはならない」と話す青木代表の言葉に、参加者たちも大きくうなずいた。
(2024年12月号掲載)