業界トレンド最前線!Topics:入居募集中でも収益化

賃貸経営空室対策

入居募集中でも撮影向けに貸し出し 初期投資も手間も不要で収益化可能

 不動産の運営・管理や企画・開発を手がけるLeaneve(リーネフ:東京都渋谷区)は、2024年12月14日に賃貸物件の空室期間を収益につなげるサービス「空フル」をリリースした。

 同サービスは、入居者を募集しながら、内見などがない時間をドラマなどの撮影場所として貸し出すことで収益化するもの。サービスのリリースにあたり、3年以上にわたり実証実験を続けてきた大嶋宏行代表取締役は「撮影のテーマによっては、リフォームされていない築古物件が求められることもあります。コストをかけずに物件に新しい価値を与えられるのが『撮影向けレンタル』だと思っています」と話す。また撮影隊は車を利用することが一般的であるため、駅近といった条件も必要ない。賃貸住宅としては入居付けに苦労する物件が撮影向けでは需要がある場合も多い。

▲リフォーム前の状態でもドラマなどの撮影向けとして需要がある

 すでに300社以上と取引のある同社だが、撮影向けに空室を貸し出したオーナーからは「想像よりも案件の紹介があり驚いている」といった声も聞かれるという。「かつて、撮影というとテレビや映画がメインでしたが、今は動画など配信プラットフォームも増えています。スタジオを持たない撮影者のニーズが増加しています」(大嶋代表取締役)

 同社が運営するプラットフォーム「ロケスポット」に物件を掲載し、マッチングを行う。1件目の掲載は無料。「世帯数の減少から、賃貸住宅だけでは収益の確保が難しい時代になっています。そのため、リスクを負うことなく不動産オーナーに経営判断の幅を広げてもらう機会にもなると考えています」と話す大嶋代表取締役だ。

(2025年 4月号掲載)

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