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名古屋|地価急上昇中の知多郡阿久比町に注目

杉村 八千代オーナー


 国土交通省が3月に発表した公示地価によると、名古屋市内の地価は全体的に上昇を続けています。そして地域差はあるものの、県内の観光需要や生活の利便性が高い地域でも、地価上昇が多く見受けられます。

 中村区では29階建て高層マンションが建設中で、このような高級物件の増加は、周辺地域の地価上昇に寄与しています。

 中区に隣接し、商業施設の開業により生活の利便性が向上している熱田区では、高蔵町が住宅地として注目されています。標準地の価格は10.6%アップの32万3000円です。

 この名古屋市内の地価高騰を受け、自動車関連産業で勤務する人が多い豊田市などを含む西三河地域や知多半島でも、住宅地価の上昇が目立つようになりました。中でも県内住宅地の地価上昇率で、24年の22位から5位に急上昇しているのが知多郡阿久比町です。同町には名古屋鉄道河和線の駅があり、およそ30分で名鉄名古屋駅に行くことができます。また町内の主要な施設や住宅地を無料で巡回するバスが整備されており、交通の利便性がいいといえるでしょう。

 ポータルサイトで賃貸物件を検索すると空室が少なく、需要の割に物件が少ないと考えられます。阿久比町は今、私の中では大注目の地域です。

(2025年 6月号掲載)

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