【特集】非住宅ではじめる遊休地活用ビジネス第八弾①

土地活用店舗

今回の非住宅系土地活用ビジネス特集では、美容系フランチャイズブランドを紹介する。美容サロンのフランチャイズは、マンション1室など小さなテナントでも開業できるケースが多く、設備投資も比較的少ない。本ページでは3つの美容・健康サロンFCを集めた。新たなテナント活用の選択肢の1つとして参考にしてほしい。

マンション1室でも開業可能なブランドを紹介 フランチャイズビジネスでテナント活用

美容サロンのフランチャイズに加盟して空き物件を収益化

サロンFCでテナント活用

 テナント活用の選択肢の1つとして、フランチャイズ加盟がある。その中でも、美容や健康関連のサロンフランチャイズは、マンションやビルの1室での開業を推奨しているケースが多い。よって、美容サロンは大規模な工事や設備などが必要なく、極端な話、ベッド1台置けるスペースがあれば開業できる。美容サロンのフランチャイズ加盟には、内外装工事費や物件取得費を抑えた少額投資で、空き物件を店舗として利用できるメリットがある。物件の立地からターゲットを選定し、最適なフランチャイズブランドに加盟することで空きテナントの収益化が狙える。

 今回紹介するのは、マンション1室・少額投資での開業を叶える3ブランドだ。

 フライハイト(愛知県名古屋市)が展開する「オーロラ治療院」は、主に高齢者を対象にマッサージや機能訓練を行う訪問マッサージ・訪問はり灸店だ。サービス提供は訪問で行うため店舗を構えず、テナントは事業所として活用する。内装工事費が不要なため、開業費用は総額500~600万円に抑えることができる。

 美永遠(愛知県名古屋市)が手掛ける「KSラボ」は、エステとリラクと整体を融合させた独自の「小顔整体コルギ」施術で、顔と体の両方の悩みにアプローチする美容サロンだ。同店は6~12坪程度のマンションやビルの1室で開業できるため、想定される開業費用は250~400万円と少額だ。

 2019年設立の瑞生(東京都渋谷区)が手掛ける「眼の整体院アイケアLaBo」は、視力低下や眼精疲労の改善など、眼に特化した整体サロンだ。目的来店が中心となるため、賃料の低い空中階物件でも開業可能で、2ベッド体制で開業した場合の想定合月商は約300万円想定。そのうち利益率は34%を見込む、高利益率のパッケージだ。

(2025年 2月号掲載)
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