札幌|中核都市の再開発がもたらす勢いに期待
外村真美オーナー

衰退が気がかりな北海道内の中核都市で、相次いで再開発構想が動き始めました。帯広市ではJR根室線帯広駅がその中心となり、駅南側で「長崎屋帯広店」跡地の約2万5000㎡を使ってマンションやホテル、商業施設などの機能を融合した新たな街区を開発中。2028年をめどに再生させる計画です。住宅街区に建設予定の分譲マンション「ミッドレジデンス帯広駅前」は14階建て、全185戸と十勝エリアで最大級の規模になる予定。駅北側では、地元資本による最後の百貨店だった「藤丸」跡地で、商業施設の開業が検討されています。
道中央部に位置する旭川市でも、外国人旅行者の宿泊需要が高まる中、JR函館本線旭川駅周辺で宿泊施設の建設を中心に複数の再開発計画が進行中です。
地域の再活性化が期待される一方で、大型開発と実需との乖離が起き、逆に再開発が中核都市の空洞化をもたらすことのないよう、入念なリサーチと長期スパンでの分析や改良を繰り返す必要があると感じています。北海道全体が盛り上がりを見せるためには、中核都市の勢いが必要不可欠です。今回の中核都市での大型再開発がほかのエリアにも影響し、道内が一体となって魅力ある地域を目指すための起爆剤になってくれたらと願います。
(2026年5月号掲載)






