地元オーナー発信―日本語学校の開校(仙台)

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仙台|異文化への理解を深める日本語学校の開校

塩澤俊哉オーナー

 大崎市は2025年3月、日本で2校目となる公立の日本語学校の開校式を行いました。同校は、23年3月に閉校した西古川小学校の跡地を活用。「日本」を理解する人材の育成を目指しています。初年度はベトナムから9人、インドネシアから3人、台湾から16人、計28人の留学生が入学しました。

 大崎市は仙台市の北部に位置し、第1次産業が盛んです。第2次産業としては、アルプスアルパインの電子機器工場やケミコン東日本の精密機械工場、YKK APの住宅建材工場などが挙げられるでしょう。総人口は2000年の13万9313人をピークに減少し続け、26年2月1日時点で12万人を下回っています。地元の不動産事業者からは、人口減少が著しいにもかかわらず需要に対して供給が多過ぎて、築浅でも築10年以上の物件は入居付けが難しいという話も聞きます。

 今回の開校で、交流人口の増加や地域活力の維持への期待が持たれています。外国人の入居というと、コミュニケーション不足に起因するトラブルも想起されますが、日本の言語や伝統、習慣、文化を学校などで学んでもらい、またわれわれも異文化に対する理解を深めることで、互いを認め合い、価値観を尊重していければと思います。
(2026年5月号掲載)

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