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<<築30年超えでも賃料アップ 賃貸リノベ解体新書>>
X線検査も活用したコスパ重視のリノベ
賃料7割アップに加え早期成約を実現
「購入を検討している物件の内装改修について相談したい」。そんな投資家の依頼を受けたのが、リドアの川端隆司社長だ。対象物件は、JR埼京線戸田公園駅から徒歩9分のマンション。購入判断に関わる相談だけに、費用対効果を最優先に据えたプランニングが求められた。


物件の強みは、約45㎡超の広さと駅から徒歩圏内という立地。川端社長はこの条件から、DINKSやファミリーなど複数人世帯をターゲットに設定。「コスパ良く、しかし今のニーズに応える部屋に」というコンセプトで改修内容を組み立てた。
まず3DKから2LDKへ間取りを変更。さらに、複数人世帯に支持される独立洗面台と追いだき機能も新たに導入。追いだき設置には屋外給湯器の交換に加え、専用の配管を新設する必要があった。その際、建物の構造躯体に穴を開ける工事となるため、まずX線による非破壊検査を実施。鉄筋の位置を事前に確認し、躯体へのダメージを最小限に抑えた工事で配管を通した。
コスト削減にも工夫を凝らした。窓枠は交換せず塗装で対応。あえて建具を省いたオープン収納とすることでコストを圧縮。押し入れは中棚を撤去してハンガーラックを設置し、内装に合わせたクロスとクッションフロアで仕上げた。メリハリをつけた工事で費用対効果を高めた。
工事費用は300万円。その結果、賃料は5万3000円アップを実現した。さらに、工事中から問い合わせが複数入り、完了後すぐに成約。入居の決め手となったのは、追いだき機能とカウンターキッチンだったという。複数人世帯が「住みたい」と感じる機能を的確に押さえたことが、スピード成約および賃料アップにつながった。

施工会社
リドア(千葉県八千代市)
川端隆司社長

(2026年5月号掲載)






