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未活用の屋上をブドウ畑に変える
地域に人を集める装置としてのクラフトワイン
未活用の屋上を使った都市型クラフトワインプロジェクトを手がけるMaeVino(メイヴィーノ)は3月、墨田区に3カ所目となる屋上ワイン畑を開いた。
同ワイン畑では、神奈川県藤沢市で生まれたワイン用ブドウ苗「メイヴ種」を屋上に栽培。1鉢ごとにオーナーを募り、栽培から収穫、醸造までを体験してもらうもの。栽培に利用する場所が未活用のビルの屋上部分であることが特徴的だ。

▲東京スカイツリーが目の前の屋上に植えられたブドウの苗
「コンクリートの屋上は土壌由来の菌が発生しにくいため病害リスクが低いというメリットがあります」と話すのは芦澤慶之代表社員。
原則40坪以上の屋上で、水道設備が整っている場所であればブドウ畑として活用することができる。資材搬入のため、エレベーターを備えた物件が望ましい。
現状、オーナーからは無料貸借の形で場所を提供してもらっているという芦澤代表社員。未活用の屋上を、直接的な収益につなげるというよりは、場所を使ってコミュニティー形成をしたいと考えるオーナーから賛同を得ている形だ。
川崎市で屋上を提供しているオーナーは、ブドウの木のオーナーにもなっているという。
「川崎市のオーナーは、人が集まることに価値を感じているといいます。そこから何か新しい取り組みが川崎で生まれたらという期待をこのプロジェクトに持ってくれているのです」(芦澤代表社員)
(2026年6月号掲載)






