名古屋|新アリーナ、地域活性化のシンボルとして期待
杉村八千代オーナー

新アリーナの建設がJR東海道本線三河安城駅前で進んでいます。計画では約5000席を備え、豊田市などを含む西三河において最大級の集客施設となる見込みです。
注目したいのはその立地。同駅には東海道新幹線が停車し、東京や大阪方面からのアクセスも良好です。これまで「通過する駅」という印象が強かった三河安城駅ですが、アリーナの開業によって「人が集まる目的地」へ変化する可能性があります。
人が集まれば、商業施設やホテルなどの需要が高まり、新たな雇用の創出によって、住む人も増えることでしょう。まずは単身者向けのワンルームや1LDKの需要増加が見込まれますが、将来的にはファミリー層の流入も考えられます。実際に全国のアリーナ周辺では、商業施設の開発や地価上昇、住宅需要の増加が確認できるケースも少なくありません。今回のプロジェクトでも同様に、賃貸市場に与える好影響に期待が持てます。
人口減少時代において、地域の未来を支えるのは定住人口だけではありません。交流人口を増やして街の魅力を高めることが重要です。「三河安城交流拠点」といわれる新アリーナが単なるスポーツ施設にとどまらず、人を呼び込み、仕事を生み、住みたい街を育てる起点となることを願います。
(2026年9月号掲載)






