名古屋|岡崎市のまちの拠点づくりに期待
三井不動産(東京都中央区)による愛知県初の本格的アウトレットモール「三井アウトレットパーク 岡崎(仮称)」が5月に岡崎市で着工されました。25年秋に開業予定です。同施設は10㎞圏内に岡崎市や幸田町、蒲郡市の中心部があり、多くの来店客が見込めます。
元々、地域活性化を目指して同施設の出店エリアに「まちづくり協議会」が発足したことが始まりです。岡崎市も、交通の便の良いこの場所において観光交流拠点になるアウトレット事業を整備し、さらに「地域拠点」として、日常生活に必要な商業・医療・福祉施設などを造る計画が立てられました。
杉村八千代オーナー
同市の将来推計人口では、35年まで緩やかな増加傾向と予想され、市の中心部でも24年4月、名古屋鉄道名古屋本線東岡崎駅に「SWING MALL(スイングモール)」、JR東海道本線岡崎駅には「駅西小町」がオープンし、次々と再開発されています。
三井アウトレットパーク 岡崎では、太陽光パネルの設置や省エネルギー設備の導入を行い、CO2(二酸化炭素)排出量の削減など、持続可能な社会の実現を目指しています。
新商業施設がまちの活性化に取り組む同市と共に、今後どのように発展するのか期待したいです。
(2024年10月号掲載)
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