大阪|地域社会とインバウンドの共存共栄
加藤 薫オーナー

コロナ禍を経てインバウンドが回復し、大阪市内では外国人を目にする機会が増えています。そして同市内に在住する外国人も急増中です。
市の人口統計によると、外国人住民の数は1980年から2010年代初頭まで12万人前後で推移し、その後増加が始まり、24年9月末時点で約1・5倍の18万4500人に達しました。市全体の人口に対し、約6・6%の割合で外国人が居住していることになります。
割合を区ごとに見ると、生野区では区内在住者が2万9202人と約23%で最も多く、次いで浪速区が約16%、西成区が約14%です。
国籍別では韓国・朝鮮籍の5万7630人が外国籍全体の約30%を占め、続いて約27%が中国籍、約15%がベトナム籍となり、多くがアジア圏内出身者で占められています。
大阪・関西万博や統合型リゾート(IR)など国際的に認知が高まるイベントが今後も続く大阪では、外国人の住民数がさらに伸びる可能性が見込まれます。自身の所有する物件でも外国籍の入居者が年々増えている状況です。これからは国籍や文化の違いに対する壁が低くなり、互いに理解し共存する社会が当たり前の時代になっていくのだろうと考えています。
(2025年 7月号掲載)
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