引っ越しに関するアンケート調査

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引っ越しに関するアンケート調査

 不動産業界特化のDX支援サービスを展開するいえらぶGROUPは、2025年11月28日~12月15日の期間に「引っ越しに関するアンケート調査」を実施。不動産会社とエンドユーザーの回答から、物価高が及ぼす引っ越しへの影響や、引っ越しの際に求められるサポートなどが明らかになった。

Q.物価高は引っ越しに影響するか

A. 6割があると回答

 エンドユーザーに、ここ1年で引っ越しをしたか、または引っ越しを検討したか質問したところ「引っ越しをした」(13.1%)、「引っ越しを検討したが、まだしていない」(18.8%)、「引っ越しは考えていない・していない」(68.1%)という結果になった。

 続いて「引っ越しをした」「引っ越しを検討したが、まだしていない」と回答した人に、物価高の影響により、引っ越しのタイミングを検討・変更したことはあるか質問したところ「ある」と回答した割合は61.1%、一方で「ない」と回答したのは38.9%だった。

 また不動産会社に、物価高の影響を受け引っ越しを見送る・延期するのは、どの層に多く見られるか聞くと「ファミリー層」(28.5%)、「単身者(学生・社会人)」(24.7%)、「高齢者」(8.2%)、「特に差はない」(38.0%)、「わからない」(0.6%)という結果になった。

 これらから、物価高の影響により引っ越しを見送る・延期するケースが半数以上にのぼっており、特にファミリー層や単身者層で慎重な判断が増えていることがうかがえる。

Q.物価高を踏まえて見直した条件はどれか

A. 家賃設定が最多

 「引っ越しをした」「引っ越しを検討したが、まだしていない」と回答したエンドユーザーに、物価高を踏まえて見直した条件はあるか質問したところ、最も多かったのが「家賃設定」(53.2%)で、次いで「立地(交通利便性・エリア)」および「初期費用・更新料」(ともに36.2%)だった。家賃や敷金・礼金などの初期費用を中心に、住居にかかるコスト全体が引っ越しを検討する際の大きな判断材料となっているようだ。

 実際に引っ越しをした、または引っ越しを検討した際に、最もネックだった費用については、4割を超える人が「家賃・敷金・礼金などの初期費用」(42.2%)と回答し、次いで「荷物の運搬・梱包などの引っ越し費用」(28.6%)だった。

Q.どんなサポートやサービスがあるといいと思うか

A. 家賃補助や割引キャンペーンが求められる

 「引っ越しをした」「引っ越しを検討したが、まだしていない」と回答したエンドユーザーに、物価高の中で引っ越しをする場合に求められるサポートやサービスについて聞いたところ「家賃補助や割引キャンペーン」が70.8%と最も多く、「条件交渉や値下げ対応」(47.5%)、「初期費用の分割払い」(31.2%)が続く。「引っ越しは考えていない・していない」と回答したエンドユーザーからも、同じ質問に対して同様の傾向が見られる。

 物価高の影響により引っ越しに対する費用負担への意識が一層高まっているが、費用面の負担を軽減するサービスが拡充されることで、こうした状況下においても、引っ越しを前向きに検討する人が増えていく可能性があるだろう。
(2026年 5月号掲載)

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