地元オーナー発信―空き家解体でもエコを意識(新潟)

賃貸経営トレンド

新潟|解体される空き家でもエコを意識

遠藤 健オーナー

 佐渡市では高齢化が進んでおり、県の調査によると2025年10月1日時点の同市の高齢化率は44・6%。また総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」を見ると、住宅総数のうち7780戸が空き家とされ、その割合は28%を超えている状態です。同市は空き家の解体に関する補助金制度を設け、老朽化により倒壊の恐れがある危険な空き家の解体を後押ししています。

 そのような中、屋根工事や解体工事を行う中川瓦店は、解体される空き家の中から出てきた物を販売するリサイクルショップ「ふたたび堂 中川商店」を同市でオープンしました。古着、バッグといった不用品をはじめ、昭和レトロな雑貨や骨董品などを扱っています。

 私は空き家の再生をメインで行っていますが、佐渡市に行って現地調査をしたうえで、このようなリサイクル事業を始めたいと考えています。相続案件で室内の物をそのままの状態で引き取ることが増えており、今まではすべてごみとして処分していました。同店のように昭和レトロに焦点を当てれば、再び誰かの宝物になってくれることもあります。空き家の再生では処分されることが多い不用品。今後はSDGsや地球環境なども意識していきたいと思っています。

(2026年9月号掲載)

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