地元オーナー発信―姿を変える梅田の街(大阪)

賃貸経営トレンド

大阪|駅の再開発と共に姿を変える梅田の街

加藤 薫オーナー

 開業から116年を経て、大阪・梅田の象徴である阪急電鉄大阪梅田駅が大きな転換点を迎えています。そのルーツは1910年に誕生した木造2階建ての路面電車の駅。29年に世界初のターミナルデパート「阪急百貨店」が開業し、駅と商業の一体化という画期的な都市モデルを確立しました。同駅は73年にはJR大阪駅北側に移転し、日本最大級のターミナル駅へと進化しています。

 そして2026年1月、半世紀ぶりの大規模リニューアル工事が始動しました。3階のコンコースを拡張し、茶屋町口にはエレベーターを新設します。注目すべきは、駅単体の改修にとどまらない点です。連動する再開発計画では、旧「大阪新阪急ホテル」の解体後、近隣の建物と一体的な開発を実施。最終的には東京・渋谷のスクランブル交差点のように、「梅田といえばここ」といわれる「顔となる場所」の創出を目指しています。また新連絡線の開業によりJR新大阪駅と関西国際空港を直接結ぶルートが実現する予定で、アジアに開かれた国際交流拠点の整備が期待されます。

 新たな梅田の誕生は、大阪キタエリアが築き上げたポジションを絶え間なく継続させることになるでしょう。私も元々なじみの多い梅田。これからの変化も楽しみです。

(2026年9月号掲載)

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