山﨑有康オーナー(東京都足立区)は、2015年から自宅横のスペースでマルシェや餅つきなどのイベントを開催している。毎回、多くの人がどこからともなく集まる地域密着の催しだ。
 山﨑オーナー自身も料理の腕を振るった
山﨑オーナー自身も料理の腕を振るった
23年12月3日午後4時から行われたのは「黄昏たそがれ横丁」。たとえひとときでも、緩く人と人がつながることができる場所を演出したいという思いから、山﨑オーナーをはじめとした、実行委員会が企画したものだ。
当日出店したのは、コーヒー店、ウイスキー立ち飲み店、パン店、タロット占い店、菓子店などの店舗計9店。晴天に恵まれたこともあり、約40人が訪れてにぎわいを見せた。

黄昏れの横丁の様子。客はあれもこれもと買い求める
コーヒーを片手に友人と語り合う人、ウイスキーを飲みながら仲を深める面々、こだわりの食べ物に舌鼓を打つ人、訪れた人は思い思いに過ごす。山﨑オーナーが開催するイベントに複数回参加している人が、「久しぶり」「元気?」などと久々の再会に喜ぶ様子も多々見られた。
辺りが暗くなるにつれ、訪れる人も増えていき、そこここで参加者は会話に花を咲かせる。「喜んできてくれる人がいるから、続けていこうと思えます。自分が過ごしたいと思う空間を、自分の土地を生かしてつくっていきたいです」と山﨑オーナーは話した。

温かい手描きの看板がお出迎え
(2024年2月号掲載)

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