札幌|大企業進出で変化する千歳市の不動産市場
外村真美オーナー

先端半導体の国産化を目指すRapidusの工場進出で、千歳市が急速に変化しています。JR千歳駅の周辺、特に東側では、2023年2月の計画発表後、共同住宅の建設が続出。直近ではアトラスグループが5階建ての賃貸マンションの建設を予定しています。住宅の賃料や分譲価格も高騰し、賃貸マンションの相場は例えば3LDKでは数万円単位で上昇しているようです。
千歳市も住宅需要の急増を見込むとともに、これまで目標としてきた人口10万人の突破を期待していましたが、26年4月1日時点の人口は9万6592人です。約3年前の計画発表時からほぼ変化がなく、この数字を踏まえると、建設作業員や単身赴任者は増加したものの、住民票を千歳市に移していないケースが多いとみられます。
このような状況下で短期宿泊施設の需要が高まっていることに着目し、マンスリーマンション事業を展開する会社も出てきました。しかし、一定の居住ニーズが落ち着いた頃には、マーケットは飽和状態になることが予想されます。物件は完成して終わりではありません。将来的な物件の差別化、ユニークさを追求する姿勢は、家主として必ず持ち合わせておきたいところです。
(2026年8月号掲載)






