地元オーナー発信―老朽化するリゾートマンション(新潟)

賃貸経営トレンド

新潟|湯沢町リゾートマンション老朽化への対策

遠藤 健オーナー

 バブル経済期に湯沢町で大量に建てられたリゾートマンションが今、老朽化や管理不全といった深刻な問題に直面しています。当時、都市部からのスキー客や別荘としての需要に応えるため、50棟を超すマンションが建設されました。しかし、時代の変化に従ってマンションの利用者は減り、所有者の高齢化が進んでいます。徐々に運営がおろそかになり、その結果、管理費や修繕積立費の集金が難航。資金不足により必要な修繕が先送りされている状況に陥っているのです。

 これらのマンションを廃虚化させないためには、管理の立て直しと再生するための判断を早めることが必要です。遠方の所有者でも運営に参加しやすい仕組みに変更し、情報の共有や修繕計画の立案、将来の解体費用について検討していくことも求められるのではないでしょうか。

 ただ建物の寿命を延ばせばいいわけではありません。修繕を行い、建物を維持し、再生が難しいものは売却などで整理していく判断も現実的です。もし今後もこの状況が続くと、景観や地域イメージの悪化に加え、防災の不備などが避けられません。湯沢町の観光地としての価値を守るために、所有者・管理組合だけでなく、行政や専門家が連携していくことが大切だと思います。

(2026年11月号掲載)

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