※この記事は地主と家主(旧家主と地主)2023年12月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
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賃貸住宅の共用部に漫画コーナー 入居者に好評、募集にも効果
人気コンテンツの漫画を、賃貸住宅の空室対策に活用するサービスが誕生している。
温浴施設や病院向けに漫画コーナーを提供するハイドコーポレーション(愛知県清須市)は2022年7月から、賃貸住宅の共用部などに漫画コーナーをつくり、「コミックルーム」を設置するサービスを始めた。
同サービスは、想定利用者層に合わせた漫画本を棚とセットで貸し出すものだ。3カ月に1回、漫画本の1~2割を入れ替えるため、入居者は飽きることなくコミックルームを利用することができる。入れ替える漫画はリクエストできるほか、提供中の漫画の新刊は、毎月同社が送本する。
月額利用料金は1冊につき11円(税込み ※取材時)。初期費用はかからない。 賃貸物件の経営を行う渡辺よしゆきオーナー(東京都足立区)は23年9月、東京・千住に立つ10戸のシェアハウスに同社のコミックルームを導入した。共用部に六つの棚を設置し、1780冊の漫画本を配置。共用部ではいつでも漫画を読むことができるほか、部屋に持ち帰って読みたい場合は、入居者用の「LINE」グループで漫画のタイトルと巻数を通知するというルールでコミックルームの運用を行う。

▲渡辺オーナーがシェアハウスの共用部に導入したコミックルーム
9月から入居募集資料にコミックルーム設置の旨を記載したところ、すぐに問い合わせがあり、内見なしで9月末からの入居が決まったという。
「入居者の多くも私も、毎日のようにコミックルームを利用している。月2万円弱でこれだけ入居者に楽しんでもらえるのなら安いと感じる」(渡辺オーナー)
ハイドコーポレーションの遠藤秀樹社長は「リクエストで好きな漫画を読むことができるほか、思わぬ漫画との出合いがあるという点もコミックルームの魅力。提供先からの評価も高い」と話す。今後も賃貸物件への提案を進めていく方針だ。
(2026年8月公開)

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