札幌|大型ビルの誕生で新築オフィスの供給が増加
外村真美オーナー

6月、JR札幌駅から徒歩圏内にある北海道放送本社の跡地で「アーバンネット札幌リンクタワー」が竣工しました。オフィス・ホテル・商業店舗・スタートアップ支援拠点などで構成されており、地上26階、地下2階建て。4つの機能が1つのビルに凝縮するという札幌市では珍しい複合ビルの誕生です。「ノース」と「サウス」の2棟で構成されています。
ノースの3階から16階には、基準階面積が500坪を超えるオフィスが入り、17階から26階にはホテル「ハイアット セントリック 札幌」が開業予定です。一方、サウスの2階から7階では、スタートアップ支援施設「HooK(フック)」が7月に開業。コワーキングスペースやイベントラウンジなどを設け、官民連携によるプログラムやサポートを提供します。
同市ではほかの再開発事業も続いています。直近では2025年10月、商業施設やオフィス、ホテルが入る「ライラックスクエア」が中島公園エリアに開業。大通エリアでも27年4月に「札幌ダイビル」、29年に高さ185mのビル「SAPPORO ONE」も竣工予定と、同時期に大型ビルの完成が続く札幌。今後の人の流れや、オフィス需要の変化に注目したいと思います。
(2026年10月号掲載)






