<<データで見えた>>
賃貸物件のセキュリティ重要度に関するアンケート
デジタルマーケティング支援事業を行うNEXERと不動産仲介事業を行うスミカエ兵庫は、2月6日~13日の期間に「賃貸物件のセキュリティ重要度に関するアンケート」を実施。事前調査で「賃貸に住んだことがある」と回答した全国の男女500名から有効回答を得た。
Q1. セキュリティー対策をどのくらい重視するか

A. 9割超が重視している
賃貸物件を選ぶ際のセキュリティー対策への重要度を質問したところ「とても重要だと思う」(43.6%)と「やや重要だと思う」(47.6%)を合わせて9割以上の人が重要だと考えていることがわかった。その一方で「あまり重要だと思わない」は6.8%、「まったく重要だと思わない」は2.0%にとどまっている。
近年の闇バイトによる強盗事件やストーカー被害のニュースに不安を感じる声が調査の際に多く寄せられている。今回の結果からは、物件を選ぶ段階で防犯面を重視する傾向があることが明らかとなった。
賃貸物件で生活する上で、セキュリティー面で不安に感じることについては「空き巣・不法侵入」と回答する人が5割を超えた。次いで「近隣住民とのトラブル」(17.8%)、「ストーカー被害・不審者の侵入」(12.9%)が続く。
留守中に侵入されることへの不安は、多くの人が持っている。賃貸物件は持ち家に比べて自分で対策をしにくいため、入居する時点でセキュリティー設備が充実していることを望む声が多いと思われる。
Q2. 特に備わっていてほしい設備とは

A. 最多はモニター付きインターホン
賃貸物件に特に備わっていてほしい設備として、3割を超える人が「モニター付きインターホン」と回答した。誰が来たのかわからないまま玄関を開けることに不安感があり、訪問者を判別してから対応できるためだろう。また「来訪者を映像で確認、記録できる」という理由も挙がっており、防犯だけでなく、普段の暮らしにも役立つ設備として支持されているようだ。
次いで、誰でもドアの前に来られてしまうことを防ぎ、安心感が得られる観点から「オートロック」が20.8%だった。さらに「防犯カメラ(共用部)」は15.4%の人が希望。「犯罪が起きた時のために、すべて記録してほしいから」「防犯カメラは犯罪の抑止に絶大だと思う」といった声が寄せられている。
Q3. どの程度の家賃の値上がりを許容できるか

A. 1000円程度までなら許容する人が約半数
セキュリティー設備が充実している賃貸物件について、家賃の値上がりをどのくらい許容できるかについては「プラス1000円程度まで」と答えた割合が約半数に上った。次いで「プラス3000円程度まで」(32.5%)、「プラス5000円程度まで」(14.9%)と続く。これらに対して「被害にあったら、その金額では済まないから」という理由で、1万円以上の値上がりでも許容すると回答した人も1.5%いた。
「なるべく費用は抑えたい」という声がある一方で「被害に遭った場合の負担を考えると安い」という意見もあり、セキュリティー設備による安心感と家計のバランスを踏まえた現実的な落としどころを探している様子がうかがえる。
(2026年8月号掲載)






