※この記事は地主と家主(旧家主と地主)2023年11月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
<<注目の新築プロジェクト>>
約12畳のLDKの床は天然木、壁は珪藻土
周辺相場の1.5倍の家賃でも満室を実現
BRANCHE(ブランシェ:神奈川県藤沢市)
日本のビーチバレーボール発祥の地である神奈川県藤沢市の鵠沼海岸は、ビーチリゾートとして古くから親しまれてきた。そんな鵠沼海岸まで自転車で4分ほどの閑静な住宅街に2022年12月、「BRANCHE(ブランシェ)」が竣工した。

▲戸建てが立ち並ぶ住宅街にもなじむ外観
小田急電鉄江ノ島線鵠沼海岸駅からは徒歩7分。昔ながらの人情味あふれる商店街を抜けた先にあるBRANCHEは、木造2階建て、全4戸のメゾネットタイプ。1戸の広さが50㎡、間取りは1LDKだ。
ユーミーClass(神奈川県藤沢市)
特別空室対策室シニアマネージャー 下山太郎氏

「古くからの『お屋敷』が多く、賃貸住宅が少ないエリアなので近隣住宅とのバランスも考え、ラグジュアリーな造りにこだわりました」とユーミーClass(クラス: 神奈川県藤沢市)特別空室対策室のシニアマネージャーである下山太郎氏は話す。
家賃は、同等の広さの周辺物件の約1.5倍となる17万6000円。かなり割高にもかかわらず、5カ月で満室となった。
落ち着いた濃いグレーの外壁に吹き抜けのエントランス、全室角部屋という造りが特徴的な同物件。玄関を入ると約12畳のLDKが目の前に広がり、その広さがゆとりある空間をつくり出す。奥にあるキッチンの幅も広く、2.1mある。
リビング脇の階段を上り2階に上がると6畳の洋室があり、その奥に風呂・トイレを配置。廊下をなくし、スペースを余すことなく活用できる間取りになっている。
- ▲広々とした約12畳のLDK
- ▲天然木の床と珪藻土の壁で快適な寝室
自然素材を多く使っていることも質の高い生活が送れるポイント。床にはヒノキの無垢材、壁と天井には調湿・消臭効果が期待できる珪藻土を使用した。
下山氏は「日本を代表するビーチリゾートである鵠沼海岸の雰囲気に合わせて自然素材を多く使い、一戸建てのように暮らせる賃貸住宅を目指しました」と話す。
さらに、照明と窓ガラスにもこだわった。ライティングレールや階段下の間接照明など、部屋に合うデザインの照明を選び、すべて備え付けとした。また、1階の通りに面した窓には、外から中が見えないように加工された窓ガラスを採用。入居者のプライバシーにも配慮している。
新型コロナウイルス下で、東京都心から神奈川県の湘南エリアへの移住者が増えたこともあり、ターゲットは30代以上の大人の2人住まいとした。想定どおり入居者は30代の夫婦・カップルが中心で、都内からの移住者も2組いた。自然素材に囲まれた開放的な造りが入居者から好評だという。
「若い人が多く住んでいる印象のある湘南エリアですが、新たな顧客層の獲得につながりました」(下山氏)
- ▲キッチンには造り付けの棚も設置
- ▲1.6mx1.6mサイズの広い浴室

(2026年10月公開)

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